「犬には1日何回与えればいい?」「猫は何回?」—飼い主からよく聞かれる質問です。短く答えると、成犬・成猫は1日1回、2回、あるいは(一部は)3回与えてよく、大切なのは1日トータルの量が体格・活動・体調に合っていることと、ご家庭とその子に合ったスケジュールにすることです。
この記事では成犬と成猫の一般的な目安、給餌回数がなぜ重要か、その子に合った回数の決め方を説明します。

成犬:1日何回?
よくある選択:1回 vs 2回
- 1日1回: 多くの成犬では1日1回で十分です。シンプルで、飼い主の生活にも合いやすいです。問題ない子もいれば、空腹の間が長いとお腹が空いたり、胆汁を吐いたりする子もいます。
- 1日2回: 1日2回が成犬では最もよく勧められるパターンです。1日の摂取を分散し、おねだりや胃の不快感を減らし、朝・夕の習慣にも合わせやすいです。
「正解」は1つではありません。体格・食欲・元気の良さ・病気の有無(例:小分けにした方がよい病気)によります。
多くの獣医が犬に2回を勧める理由
- 食事の間の空腹が減る: おねだりや給餌時間の不安が減ります。
- 1回量が少なくなる: 胃への負担が軽く、大型犬の胃拡張リスク(要因は複数ありますが)を下げる可能性があります。
- エネルギーが安定しやすい: 2回に分けると落ち着く子もいます。
- 薬・サプリを混ぜやすい: 2回あると、混ぜるチャンスが2回あります。
1回でも問題ない場合
- 健康な成犬で、空腹にまつわる問題がない。
- 獣医から1日1回について特に注意されていない(糖尿病や小分けの必要性がないなど)。
- 1日分をきちんと計って与えており、不足していない。
お腹を空かせすぎる、空腹で胆汁を吐く、2回の方が調子がよいようなら、2回に切り替えて1日量を半分ずつ与えましょう。
成猫:1日何回?
本来の好み:少量を何回も
野生の猫は何度も少しずつ食べます。多くの室内猫は、1日2〜3回(それ以上)の少量の方が、1回の大盛りより満足しやすいです。とはいえ、1回や2回に適応する猫もいます。
よくある選択:1回、2回、3回
- 1日1回: 可能な猫もいますが、多くの猫は空腹、よく鳴く、空腹で胆汁を吐くなどになりがち。多くの子には向きません。
- 1日2回: 1日2回は多くの成猫に良いデフォルトです—朝と夕方など。習慣と「少量を何回も」の傾向のバランスが取りやすいです。
- 1日3回以上: 食いしん坊、空腹で吐きやすい、減量中でカロリーを分けると満足感が出る子には理想的。自動給餌器で現実的になります。
猫で回数が重要な理由
- 空腹と行動: 空腹の時間が長いと、鳴く、夜起こす、不安になることがあります。回数を増やして1回量を減らすと、こうした行動が減ることがあります。
- 体重管理: 1日のカロリー目標を複数回に分けると、満腹感が出て1回で食べすぎを防ぎやすくなります。
- 病気: 糖尿病や一部の消化器疾患などでは、回数やタイミングを獣医が指定することがあります。
回数より「1日トータル」が重要
1回でも2回でも3回でも、1日あたりの総カロリーがその子の必要量に合っていることが大切です。ペットカロリー計算で1日量を出し、選んだ回数で割ります。
- 例(犬): 600kcal/日、2回 → 1回300kcal(フードのカロリー表示でカップ数に換算)。
- 例(猫): 250kcal/日、2回 → 1回125kcal。3回なら約83kcal/回。
回数を増やしたからといって1日量を増やさないでください。回数が増えても総量は同じで、1回量が減るだけです。
子犬・子猫は別
成長期は回数もカロリーも成犬・成猫より多めです。子犬・子猫は通常1日3〜4回(以上)与え、成犬・成猫になったら獣医の指示に従って成犬・成猫のスケジュール(例:2回)に移行します。
実践のポイント
- 時間を決める: 毎日だいたい同じ時間に与えると、トイレ・行動・食欲のコントロールに役立ちます。
- 1日分を決めてから分ける: 1日分を決め、それを回数で割ります。10%ルールや1日量に含まれない「余計な1食」は避けましょう。
- 同じフード・同じカロリー源: 回数を変えても1日カロリーは同じにし、体重が増えたり減ったりしないようにします。
- 獣医に相談: 病気や特別な事情がある子は、回数や1回量を獣医に決めてもらいましょう。
まとめ
- 成犬: 1日1回か2回が一般的。2回は満足感と胃の負担の面でよく勧められます。
- 成猫: 2回が良いデフォルト。3回以上の少量にすると、空腹や体重管理に役立つことがあります。
- 共通: 正しい1日総カロリー(MERに基づく)を、選んだ回数で分けて与え、カロリー表示で量を正確に。
1日のカロリー目標と1回量を知りたい方は、ペット食事プランナーで計算し、その子とご家庭に合った一定のスケジュールで与えてください。


